【公開講座2日目】ほとんどの人が気づかない恋愛問題の“本当の理由”
恋愛に深く関係する“心のプログラミング”があることはわかった。じゃあ、それってどこから来るの?
こんにちは。
心理カウンセラーのミカです。
1日目の公開講座では、心のプログラミングのことをお話しました。
「心の反応」つまり、「心にプログラミングされたもの」は、今の恋愛状況に色濃く反映されている恋愛のカギでしたね。対人関係のパターンとも言えます。
以下、簡単にプログラミングと呼ぶことにして、この回ではあなたのプログラミングが、どこから来ているのかを考えてみましょう。
プログラミングができるまで
プログラミングができるまでの経緯をざっくり説明すると
あなたが
①生まれたときから成人するまでの間に
②育ってきた場所で
③養育者から
無意識に取り入れてきたものがプログラミングです。
②の育ってきた場所は閉ざされた、環境つまり「家庭」です。家庭は、あなたの性格を作り上げる基本の場所でした。
③の養育者とは、多くの場合父親や母親で、家庭の中で力のある者であると同時に、とても大切な存在。その人は、あなたが成長する過程で大きな影響を与える人物です。
子ども時代に取り込んだ無意識の考え
子どもは働けないので、幼ければ幼いほど生活のすべてを親に頼ることになります。
親の言うことが絶対のように感じ、「親の期待にそわなければいけない」と考えます。
また、「親を悲しませてはいけない」といった親を思う気持ちや、「〇〇はこうあるべき」といった世間の声など、いろいろな声を取り込んで成長していくのです。
すると、その声があまりにも自然なことなので、誰の声かもわからず自分の中の真実として展開されていくのが心のプログラミングなんですよ。
恋愛問題が起きる本当の理由
このように書いていると、私は今でも心が苦しくなります。
なぜなら……
以前の私を含め、恋愛がうまくいかない人たちの理由は、本人の努力が足りない訳ではないからです。
本当の理由は、子ども時代に自分が安全に、そして家族が幸せになるためにと思って身に着けた生き方が、大人になって通用しなくなっただけなのですから。
あなたもきっと、閉ざされた環境の中で、たったひとりで一生懸命に工夫しながら生きてきたのだと思います。
「こんなことしたらお母さんが悲しむ」
「これをやらないとお父さんに怒られる」
「お母さん、はやく病気治るといいな…」
「私がガマンすればみんな幸せになる」
そのような心の流れにより、無意識にプログラミングを作り上げたあなたは、きっと誰よりも賢くて、誰よりも人を思いやる気持ちのある優しい子どもだった。
そんなふうに私は思います。
でも、大人になったいまは、親と同じように心の距離が近いパートナーに対して、子ども時代のプログラミングが作動すると、いい感じにはならない。(プログラミングは、心理的な距離が近ければ近いほど作動します)
むしろ、恋愛をこじらせる問題へと発展していませんか?
さあ、今回はここまでにして、明日はプログラミングが及ぼす過去と現在についてお伝えしますね。
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心理カウンセラーによる
地に足の着いた恋愛学
カウンセリングルームmika
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