出逢ったばかりの恋人、長年連れ添ったパートナー、親子、友達、職場の同僚など、どんな場面でも使っていただきたい人間関係を良くする7つの習慣を、現在お悩み中の方へお伝えします。
人間関係を築く習慣
基本的な考え方
過去と相手は変えられない
願望は人それぞれだから、相手の願望を尊重する
そのために取る行動は相手のことを
1傾聴する
(耳を傾けてしっかりと聴くこと)
2.支援する
(支えること)
3.励ます
4.尊敬する
5.信頼する
6.受容する
(ありのままを受け容れること)
7.交渉する
(自分の意見を押しつかないで、これはどうかな?と相手に聞いてみること)
以上の7つです。
この7つの習慣ができたら、どんな人でもあなたを好きになりますよ。
人間関係別の習慣おさえポイント
しっかりと相手の話を聴きながら、クライアントの存在そのものを受け容れるカウンセラーは、傾聴すると受容するのが仕事です。また傾聴と受容を通して支援もしています。
仕事として成り立っているということは、それだけ難しいともいえますが、その難しいことができれば、相手は安心してあなたと一緒にいたいなと思うでしょう。
夫婦間で大切にしてほしい習慣
夫婦間で難しいのが、尊敬するですね。尊敬がないと相手をバカにしたり見下したりするので、夫婦の関係はお互いが“ただそこにいるだけ”状態。
「できれば夫の顔を見たくない」とおっしゃる方は多いです。夫婦関係が上手くいかない方々は、判で押したように尊敬がありません。
世の中の既婚男性に厳しいことを言わせていただきますが、仕事をしていればいいってもんじゃありません。
妻が専業主婦でしたらまだわかりますが、夫同様に仕事をしているのでしたら、ご飯を作りましょう。掃除をしましょう。妻のお弁当を作りましょう。
洗濯もお皿洗いも、アイロンがけも床のワックスがけも、当然のこととしてやってください。
えっ、子育てが妻まかせ?
なんで結婚したの?
夫婦としてひとつ屋根の下に暮らすというのは、家にまつわる基本的な家事をともに行うこと。これは、基本中の基本です。
私は、人生の大半を過ごす結婚生活で、どちらかひとりが負担を感じる状態は避けたいです。
ちょっと長ネギ切ってねと言われても、片手にネギ、片手に包丁持ってポケ~ッとしていられたら、単なる使えない男だなぁと思いますもん。
尊敬がなくなってしまうんです。料理も仕事と同じぐらい大事。ミカさんは料理のできない男性に厳しいです。
職場の上司が大切にしてほしい習慣
さてさて、あなたが職場の上司でしたら、信頼して励ますことを主に習慣にするといいでしょう。信頼もなくただ励ましても、部下はあなたについていこうと思えませんね。
信頼して、ほめて励まして、育てていきましょう。
親子間で大切な習慣
あなたが親でしたら子どもを受容する、子どもでしたら交渉することを主に習慣づけると親子関係がグッとよくなります。
人間関係を築く習慣の図
7つの習慣ができると、自分も相手も平等で対等な関係になります。
自分らしさを感じて、自然体でいられますね。以上をまとめたのが、下記の図です。
大切な人にもっと自分を好きになってもらいたいときには、ぜひこの習慣を思い出してください。
人間関係をぶち壊してしまう7つの習慣
上の7つの習慣とは真逆なのが、人間関係を壊す習慣。
基本的な考え方
相手は変えられる
自分は正しい
自分の願望だけを尊重する
そのために取る行動は相手のことを
1.批評する
2.責める
3.文句を言う
4.ガミガミ言う
5.おどす
6.罰する
7.ほうびで釣る
以上の7つです。
壊す習慣がデフォルトになっている人は、モラハラやDVの加害者に近いものがあります。
「あなたのためを思って」という言葉に惑わされてはいけません。
それは、「あなたが私の思い通りになるとうれしいよ」「言うことを聞いてくれる限り愛しているよ」と言っているのと同じです。
本当に愛しているのなら、あなたが幸せでいることを喜びと感じるはずですから。
距離を置いて、あなたがあなたらしくいられる居場所を見つけましょう。
つい、いつものクセで相手を変えたくなる人は、このふたつの画像をスマホにスクリーンショットして、相手をコントロールしたくなるたびに眺めてくださいね。
あなたの周囲にいる人たちは、あなたの考え方や行動を、そのまま映し出した鏡です。
いつの間にか鏡に何も映っていなかったということになりませんように……。