静岡市 愛情と心の問題 心理カウンセリング

私がこんなに子どもの幸せを願っているのに、どうしてこの子はわかってくれないの?

      2019/10/07

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鹿の親子
この記事を書いている人 - WRITER -
静岡市在住。愛情問題専門の心理カウンセラー。恋愛アドバイザーでもなければ、導く人でもありません。「問題が起こる根っこの部分」をクライアントと探していくことで、自然と問題がなくなっていくようにかかわっています。
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親は子どもの幸せを願って、子どもが小さなころからさまざまな努力をします。

 

ところが、親の想いが強過ぎると、子どもが大人になってから問題が起こることも多いもの。

 

その問題の根本は【誰のための幸せか】が抜けているからなのです。

 

幸せは誰のもの?

 

幸せは、人によって種類も感じ方も違います。

 

ある人にとっては、社会的に認められることで大きな幸せを感じるでしょう。

 

また、ある人にとっては、貧乏ながらも最愛の人と一緒にいることで、この上なく幸せな気持ちになったりする。

 

そんなふうに幸せは、あなたにとっての当たり前が、他の人にとってはまったく違うものなのです。

 

私たちは、自分と他人は違うのだということを、つい忘れてしまいがち。

 

他人には、もちろん自分の子どもも入ります。たとえ我が子といえども、子どもはあなたの所有物ではないですし、あなたの分身でもありません。

 

では、子どもにとっての【幸せ】は、どのようなことなのかを考えてみましょう。

 

 

子どもの幸せには【選択】がある

 

「そんな状態では、社会に出てから困る」と思うようでしたら、子どもに「今の状態では、結果としてこうなる可能性がある」と伝えるだけで充分です。

 

物事を決めるときは、子ども自身に選ばせることが何よりも大事。そこには選択という心地よさがあるからです。

 

選択

 

 

子どもの幸せには【自由】もある

 

自分の頭で考えると、心が広がっていくような、のびのびとした開放感を感じられます。

 

自由は人間が人として尊重される基本。

 

選択する自由がないと息苦しくなり、その苦しさから逃れるために、子どもは親に話をしなくなるのです。

 

それが子どもの精一杯の抵抗なのですが、子どもが自分の殻に閉じこもれば閉じこもるほど、親はやっきになって子どもの殻を破ろうとする。

 

すると子どもは、さらに自由から遠ざかる図が出来上がるのです。

 

自由

 

 

子どもの幸せには【責任】がともなう

 

自分で選んだことならば、当然のことながら子どもでも責任はともないます。その責任を親が肩代わりしようとするから、おかしなことになるのです。

 

子どもの行動の責任は、あくまでも子どものもの。

 

 responsibility

 

成人した子どもに対しても、まだ親が問題を解決しなければと思うのでしたら、あなたは子どもを「意思のあるひとりの人間」として扱っていないことになるでしょう。

 

これは、とても失礼な態度だと私は思います。

 

選択・自由・責任

 

上に挙げた対人関係における3つの言葉を支えるキーワードは、信頼です。

 

信頼

 

あなたは、子どもを信頼していますか?

 

信頼とは、その子どもの行動の一部が間違っていたとしても、存在そのものを否定しないこと。

 

つまり、『どんなあなたでいても、私はあなたが好きだよ』と気持ちを寄せることが信頼です。

 

 

子どもの幸せと親の願い

 

その子にとっての幸せは、その子が決めるもの。決して親であるあなたが決めることではないのです。

 

白黒写真_鹿

 

おそらくあなたの考える子どもの幸せは、『私にとってこうあってほしい子ども像』であり、子どものためを思っているようで、本当は『自分の思い通りにしたい気持ち』が必ずあるはずです。

 

子どもの幸せを願って一生懸命にやってきた「子どものため」。でも結局すべては、自分の想い。=「自分のため」

 

この子にこんなことが起こるじゃないか あんなことも起こるんじゃないかと、どんなに将来を心配しても、それはあなたの頭の中だけで100年先に進んでいるようなもの。

 

現実の相手は置き去りになっているのです。

 

そこに子どもの本当の幸せがあるのか、ゆっくりと考えてみませんか?

 

親の頭ではなく、子どもが自分の頭で考えて人生を進むことが生きる力。

 

森の中の鹿

 

それこそが、自分に自信を持ち、幸せを感じる究極の在り方でしょう。

 

もし、あなたが子どものことを心から大切に思うようでしたら、子どもがどうしたいのか、どうなりたいかにそっと耳を傾けることこそ、彼らを愛している証ではないでしょうか。

 

社会的に生産的であることだけが人の価値ではありません。

 

その子の中に埋もれていて、まだ日の目が当たっていない部分が、どんな子どもにもきっとあることを覚えておいてほしいのです。

 

神様からのギフトは、必ず誰にでもあります。

 

わかりやすい才能だけがいいことではないですよね。

 

いつも身近にいる親だからこそ、その才能を感じるまでじっと待ってみませんか。

 

見守ること。

 

それはおそらく、さまざまな愛情の形の中で、もっとも根気がいる状態だと私は思っています。

 

だからこそ、やる価値があるのです。

 

あなたの大切な子どものために。

 

 

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