結論から言うと、あなたが恋愛依存症であれ彼が回避依存症であれ、まずはあなたが自分の思い込みに気づき、それを変えていく必要があります。

 

恋愛依存症の方の特徴

 

恋愛依存症の方は相手に対する期待の大きさから、不安や恐れという負の感情が波のように押し寄せてくるので、気持ちのアップダウンが起こりますね。

 

ネガティブな感情に振り回されないためには、まず自分の状態を知ることから始めましょう。

 

 

恋愛における無意識な思い込み

 

 

自分の状態とは、恋愛依存症であるとか、回避依存症や共依存といったカテゴリに入れるのではなく、自分は相手との関係でどの部分がどのように上手くいかなかったのかです。

 

まずは事実をしっかりと見つめることがスタート地点。

 

カウンセリングで必ずお伝えしていることですが、長年の親子関係による無意識な思い込みが上手くいかない部分であり、幸せな恋愛をはばむ要因です。

 

あなたが幸せな恋愛を望むのであれば、長い髪の毛やスカートを履いて女性らしくすれば彼を引きつけておける…といった見た目の問題は、自分の状態がわからない限りあまり意味がありません。

 

あなたが周囲の男性たちに“女性として認識してもらうため”には、見た目の美しさは効果があります。

 

ところが心の状態が追いつかなければ、たったひとりの男性と気持ちを通わせることは難しいのです。

 

ここからは、幸せな恋愛をするために、ひとりでできるカウンセリングの方法をお伝えします。

 

 

幸せな恋愛をするためのステップ１

 

思い込みを見つける

無意識な思い込みは、長年の親子関係によりできあがっています。

 

思い込みの見つけ方は、相手とのやり取りでモヤモヤしたとき、起きた事柄に目を向けるのではなく、どんなことを感じて何を考えたかに注目しているといいですよ。

 

 

おそらく親子関係においても、同じようなモヤモヤが起こり、同じように考えていたことでしょう。

 

これで恋愛が上手くいかない原因がわかります。

 

 

幸せな恋愛をするためのステップ２

 

思い込みの書き換え

次に、その思い込みを少しずつ変えていきましょう。

 

紙とペンを用意して、思い込みを書きます。そして、その文章を書き換えます。

 

たとえば自分の父親が浮気をしていて家族間がギクシャクしていた経験がある方でしたら、たぶん「どんな男性でも浮気をするものなんだ」という考えがあるでしょう。

 

それを、「浮気する男性もいるし、浮気しない男性もいる」と書き換えます。

 

何度も書いた紙を眺めたり文章を口にしたりして、脳に小さな変化を起こさせます。同時に、浮気しない男性もいると思いながら、毎日を過ごしてみてください。

 

パートナーを大事にしている男性は、「気になる相手がいたとしてもパトーナーに誠実でありたいから浮気はしない」という態度を取っているでしょう。

 

そのような男性に目を向けるのです。あなたは今まで会ったことがないかもしれませんが、パートナーを心から大切にしている男性は、本能だけで動かないのです。

 

また、雰囲気のよい夫婦やカップルに接する機会があれば、気になることを質問してみるとあなたに新たな体験と知識が増えますね。

 

 

幸せな恋愛をするためのステップ３

 

経験を重ねる

最後のステップは、書き換えた文章を頭の中に入れながら、実際の相手と接していきます。

 

思い込みに、親子関係からくる「母親や父親に認められたい」がある方にとっては、恋愛の相手に対しても連絡が頻繁に来ないことで不安になり、自分の考えていることを素直に伝えることが怖くなるかもしれません。

 

慣れないやり取りをすると、ときには失敗することもあるでしょう。

 

それでも、今までとは違う行動を取らない限り、同じ失敗の連続は避けられません。

 

私も何度も失敗しましたよ。失敗があるからこそ、今は成功体験を大きな喜びとして受け取めています。

 

私はムリかもしれない……と思われましたか？

 

大丈夫。あなたも心に注目することで、幸せな恋愛を手に入れられますよ。

 

 

まとめ

 

 

ネットや本で探した知識ではなく、それが自分にどう当てはまるのか、自分の思い込みは何なのかといった知識を深めていきましょう。

 

思い込みを変えながら、実際に相手とやり取りをしていく経験の積み重ねで、恋愛の経験値を上げることを意識する。

 

つまり、お互いを大切にしたコミュニケーションができることが、恋愛の一番のスキルです。

 

知識×経験で幸せな恋愛スキルを上げていきましょう。

 

どうか、恋愛依存症や回避依存症という言葉だけにとらわれないで、自分自身の心に注目してみてくださいね。

 

今回は、ここまでです。