結婚したけれど、幸せとはほど遠い。
夫がストレス。
・自分ばかりが家事をやっている
・夫の母親とうまくやっていけない
・自分が自由に使うお金がない
・夫が浮気しているようだ
・夫と身体の関係を持ちたくない
このような悩みで離婚を考える女性は少なくありません。
今回は離婚を迷っている女性に、離婚経験の先輩である私から、離婚に迷う理由と、どうしていけばよいのかをお伝えします。
結婚生活は現実の連続
つき合っていたときには、彼のすべてが好きだった。でも、結婚すると好きだけではやっていけないのも事実ですよね。
日本では、結婚=家と家の結びつき
地域によって考え方はちがいますが、田舎であればあるほど「〇〇家の嫁」となるでしょう。
嫁という言葉を私は好きではないので、夫や夫の家族が「嫁」と言ってあなたを扱うようでしたら、私はとても嫌な気持ちになります。
だって「嫁」って「女中」と同じですもん。
あなたは彼と一緒に幸せになるために結婚したのであって、女中として彼や義理の親の世話をするために結婚したのではありませんよね?
でも「彼が…」とか「彼の両親が…」と思うようでしたら、そもそも関係が成り立っていないのではないでしょうか?
私の言う関係とは、対等な関係です。
結婚=ふたりのしあわせ をめざしましょう。
現在は昭和でも平成でもなく、令和ですから。結婚にも個々の幸せがあっていいじゃないですか。
離婚に迷う理由 ①経済的な理由
対等な関係を持つためには、とにかくあなた自身が経済的に自立していなければ始まりません。
離婚をためらう女性の多くは、この「経済的な自立」で不安を抱えるケースがほとんどです。
不安になるかもしれませんが、経済的な自立はなんとかなります。
というか、自分が本当に大事にしたいのが「自分らしさ」や「真の幸せ」であれば、なんとかするものなんです。
しばらくの間は大変かもしれません。でも、その大変さは一生続くものではありません。
大丈夫。大変さの向こう側には、必ずあなたが求めている幸せがありますよ。
くじけそうになったら、自分が幸せに生活している場面をイメージしてみて。絵に描いて毎日毎日それを見つめてみてください。
私自身、別居するまでは主婦歴18年だったので、ひとりで子どもたちを抱えて生活していけるかどうか不安でたまりませんでした。
時給750円の慣れない仕事でミスの連続。
私が別居中で貧乏生活をしているのを知っていて、わざと「家族がいて、毎日おいしいものを食べて、経済的にも恵まれていて、私とっても幸せなの♡」アピールを何度もしてくる同僚もいました。
それがいじめだと気づいたのは、数年後(笑)
とにかくあのころは生活をするのが精いっぱいで、仕事をしなければと必死。いじめられていると感じる余裕もなかったんだなぁと思います。
ダブルワークを経て安定した仕事について、離婚してから、自分で稼いだお金でクリスマスに腕時計(安物ですけど)を買ったときに、「やった~!」とこみあげてくるものがありました。
こんな小さなことと思うかもしれません。
でも、心理の勉強以外で自分にお金を使うことができた事実は、私にとって大きな満足感につながったんです。
幸せって、自分で手にすることができるのだと気づいたときは、本当にうれしかった。
離婚に迷う理由 ②家族という形を手放したくない
実際、家族として過ごした歴史は大きいです。
たとえあなたが望んで離婚したとしても、失った歴史はメンタルに来ます。
私の知り合いでバリバリのキャリアを持つ女性も、長年の想いがかなって離婚したのですが、ひな祭りの日に気持ちが沈んだと言っていました。
彼女の子どもたちはすでに成人していたけれど、同じ屋根の下で生活して笑ったり泣いたりした歴史は、かけがえのないもののように感じるのだと。
彼女の場合、相性が合わない夫でしたし、大変な結婚生活でした。そえでもそう感じるのは避けがたいのだなぁ…と思いました。
実は、望んで離婚した私でさえ、子どもの思い出を語りあえる相手が隣にいないと思うと、寂しく感じることが今でもあります。
でも、それ以上に大切にしたいことがあるので、今の生活には満足しています。
大切にしたいことは、私が私らしく生きること。
具体的には、自分の時間を自由に使えることが大きいです。
好きな仕事ができますし、疲れたら休めますし、好きなときに本を読めます。
誰にも文句を言われません。
食事は食べたいものを作ればOK。誰にもケチをつけられません。
「俺のご飯はどうなってるの?」なんてセリフを聞かなくてすみます。
そもそもご飯の支度は、できる人がやればいいのであって、女性がやらなければならない法律なんてどこにもありませんし。(と今なら思えます)
自由を取るか、今の家族にこだわるかは、あなた次第。
「私はどうしたいのか」を大切にしてくださいね。
離婚に迷う理由 ③子どもには両親が必要
あなたは「子どもにふびんな思いをさせたくない」と思うかもしれません。
でも、考えてみてくださいね。子どもにとっての一番の幸せは、お母さんが幸せにしていることですよ。
子どもは本当に親をよく見ています。
家族という形はあっても、そこに心がなければ、幸せだとは言えないのです。
夫のために言い訳を考える
さて、離婚しようかと思ったときに、こんなことが起こります。
それは、夫のための言い訳を考え始めるのです。
・でも、夫にも良いところはある。
・もしかすると、私が悪いのかもしれない。
これは否認といって、あったことをなかったかのようにする正当化する心の動きです。
本当のところ、自分はどうしたいのか?
自分の心に聞いてみましょう。
東西南北を示すコンパスってありますよね。
このコンパスの北と南を、イエスとノーに置きかえてみてください。
自分がそれでいいよ~と思うなら、コンパスはイエス。嫌ならノー。
本当の気持ちは、イエスかノーのふたつ。
とてもシンプルなんですよ。
自分の心の声に従ってくださいね。
えっ、世間体が……?
親が悲しむ?
あなたの幸せは世間が保証してくれるものではありません。
自分軸で動きましょう。
幸せは誰かに与えられるものではなくて、あなたの中にあるのですから。
でも離婚に迷う…と思ったら
でもミカさん、私はまだ離婚を迷っています、したいけれど離婚できません、という方もいらっしゃるでしょう。
その状態には、必ず失いたくないものがあります。
これまでに書いた「離婚に迷う理由①~③」以外に、きっとあります。
気持ちを落ち着けて、私は何を失いたくないのだろう?と自問自答してみて。
答えが出たら、それを自分で満たすことをぜひやってみてくださいね。
ひとりになるって、孤独になると思うかもしれませんが、自由に恋愛できる切符を手にすることでもあるんですよ。
不倫でコソコソと会うことをしなくていいですし、パートナーと堂々と手をつないで歩けます。
この先パートナーが見つかるかどうか不安ですか?
大丈夫。あなたが望むかぎり、きっと素敵な出会いがありますって。