彼と私、彼の友人の3人で食事をしていたときのこと。
「2,3分外に出るけど、このバッグを置いていってもいい?」の私のひと言に、彼の友人が笑って言いました。
「人にゆだねるね~」と。
「あっ!」と思いましたよ、私は。
バッグを置いて外へ行きたいのなら、「外へ行くからこのバッグを見ていてね」と自分軸で言えばいいじゃないですか。
それを受け入れるかどうかは、彼の問題。
きっと無意識に、まずは相手の許可を求めてしまう他人軸な私がいたのでしょうね。
チラリと過去のクセが出てしまうこともあるんだなぁ……と痛感した出来事でした。
これを恋愛の悩みに置き換えてみます。
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彼が連絡をしてくれない
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他人軸な発言
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彼から連絡が来ない
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単なる事実
この違い、わかりますか?
連絡が来ない事実があるのなら、自分から連絡すればいいですよね。でも、モンモンと彼について想像をめぐらしているから、軸が他人の物になっていきます。
自分が思っていることを言うと彼が離れていくと感じるとしたら、それは頭の中で過去と未来が行ったり来たりしている状態です。
過去と未来を行ったり来たりは、
「あのとき、あそこで〇〇があった」
「だからまた〇〇が起こるに違いない」
と思いをめぐらすこと。
ちなみに
【怒り】
現在の問題を解決するために必要な感情
【恐れ/不安】
未来に予測される問題を解決するための感情
【悲しみ】
過去の問題を解決するための感情
ととらえることができます。
感情そのものに良い悪いはないのですから、自分の感情を“自分で”受け止めることが大事です。
ポジティブな感情もネガティブな感情も自分のもの。そっと受け止めてあげると、自分らしさを感じて心の土台ができますよ。
話を恋愛に戻します。
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彼に愛してもらう。
彼が愛してくれる。
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これはかなりの他人軸。愛に許可がいるのかな?なんて思います。
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私が彼を愛してる。
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こうなるといい感じになります。もちろん、理想は「お互いに愛し合う」ですよね。
他人軸で物事をとらえるクセがある方は、主語を私に置き換えてみるといいでしょう。
言葉には、無意識な感情や考え方が出ます。
反対に、言葉を意識することで自分自身をモニタリングできますし、「私が〇〇する」と思うだけでもこれまでとは違う気持ちが出てくるのもです。
そうそう、日本では習慣として、仕事で上司におうかがいを立てる場面もありますね。
「いま、お話してもいいでしょうか?」という感じで。
これはあくまでも、仕事上の会話。
恋愛なのですから、対等な関係で行きましょう。「幸せは自分軸から」を合言葉に。